Naoto Fukasawa Design

Philadelphia Museum of Art “Naoto Fukasawa Things in Themselves”

December 11th, 2024
2024年12月13日から2025年4月20日までフィラデルフィア美術館のCollab Gallery 219にて、アメリカでの初の展覧会

Naoto Fukasawa
Things in Themselves

が開催されます。この展覧会は、Collab Design Excellence Awards 2024の受賞を記念して開かれます。

フィラデルフィア美術館 (Philadelphia Museum of Art)は、1876年のアメリカ合衆国独立100周年を記念して開催されたセンテニアル万国博覧会の一部として設立され、その後正式に開館しました。設立当初から、従来のファインアートを中心とした美術館ではなく、アプライド・アート(応用美術)にも重きを置く美術館として設計され、工芸や家具、建築やデザインを取り扱う美術館としてスタートしました。現在では、アメリカ国内で最も古い公共美術館のひとつとして、約24万点に及ぶ世界的なコレクションを誇っています。

また、フィラデルフィア美術館と日本は、数多くの交流を積み重ねています。1984年には、「Japanese Design A Survey Since 1950」が開催され、アメリカで初めて戦後の日本デザインに焦点を当てた展覧会として注目を集めました。その後、1985年から86年にかけて、ミラノ・トリエンナーレ美術館(イタリア)、デュッセルドルフ市立美術館(ドイツ)、ポンピドゥー・センター(フランス)、サントリーミュージアム天保山(日本)に巡回しました。

こうした国際的なデザイン交流の一環として、フィラデルフィア美術館はCollab Design Excellence Awardsを開催しています。このアワードは、フィラデルフィア美術館の現代およびモダンデザインに関する提携団体Collabが主催し、国際的に活躍するデザイナーを讃えるものです。これまで、ジョージ・ナカシマ(1986年)、ジョナサン・アイブ(1999年)、ガエターノ・ペッシェ(2005年)、フランク・ゲーリー(2008年)、アルベルト・アレッシィ(2010年)、 ザハ・ハディッド(2011年)、マーク・ニューソン(2013年)、ディーター・ラムス(2018年)、ロナン & エルワン・ブルレック(2021年)などが受賞し、それぞれがフィラデルフィア美術館で展覧会を開催しています。そして、2024年の受賞者として深澤直人が選ばれました。日本人として初めての受賞者となります。

ぜひ、この貴重な機会にお立ち寄りください。


会期:2024年12月13日(木)-2025年4月20日(日)
会場:フィラデルフィア美術館 Collab Gallery 219
2600 Benjamin Franklin Parkway, Philadelphia, PA 19130
開館時間:日曜日、月曜日、木曜日、土曜日: 10:00-17:00 金曜日: 10:00-20:45
休館日:火曜、水曜、クリスマス・イブ、クリスマス・デー

philamuseum.org/exhibition
philamuseum.org/award